おはなし屋さんの今日のおはなし

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僕たちは『時間』だけを持って生まれてきた

 

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naoto1619.hatenablog.com

自殺したいと相談に来た子供に

あるカウンセラーさんはこう言うんだって。

 

 

「死んでもいいよ。

そのかわりに、一年間待ってもらえるかな。

一年後も同じくらい死にたかったら、死んだらいいよ」

って。

 

 

時間が経てば、大抵の問題は解決する。

直接解決できることももちろんあるけど、

悩みが視点を変えて悩みではなくなる。

 

 

僕が今抱えている悩みだって

一年後にはきっと覚えてすらない。

せいぜい笑い話になってるか、ネタになってるか、

そんなところだと思う。

 

 

どんな悩みも時間が経てば形を変える。

時間って人間に与えられた、最強の武器だと思う。

 

 

僕らはこの世に生を受けた。

才能も、経験も、お金も何も持たずに。

そんな僕たちには時間だけが与えられた。

 

 

時間を使って、僕たちは言葉を覚えた。

時間を使って、僕たちは歩くことを覚えた。

 

 

言葉を使って人とコミュニケーションを取り

身体を使って目的地に向かった。

 

そしてたくさんの経験をして

自分の信念、価値観、考え方を形成した。

 

僕たちは大人になった。

自分の力でお金を稼がなくてはいけない歳になった。

 

 

「なんのために働くの?」

 

 

子供の頃に抱いた疑問に、明確な答えを見つけることもなく

『働く歳だから』社会に出た。

 

親からの保護期間を終えた僕たちは、

今度は社会に求められるままに時間を使い、

お金を稼いで、生きていく。

 

 

「なんのために生きていくの?」

 

 

生きていくこと自体に何か意味があるのだろうか。

何をすれば生きててよかったと思えるのだろうか。

 

 

僕たちは親から生を受けた。

その時に一緒にもらったのは

死ぬまでの時間。それは寿命。

 

 

『死ぬまで生きる』ためには

僕たちはやらなくてはいけないことがある。

 

食事をすること。睡眠をとること。

安心して暮らせる場所があること。

 

 

そのためには食べるもの、水、着るもの、寝るところ。

あとはなんだろう。とりあえずそんなとこ。

僕たちが生命を維持するために必要なもの。

 

 

これらを手にすることはすなわち

自分の使える時間が増えるということ。

 

 

この日本でそれを手に入れるには

お金を稼ぐことが一番手っ取り早い。

 

 

これらは人生の目的に関係なく

『死ぬまで生きる』ために必要なこと。

 

 

だからどんな夢を持とうと

どんな理想を掲げようと

これだけは最低限しなくてはいけない。

 

 

夢や理想を実現させるためには

『それに使う時間』が必要だから。

食べないと、飲まないと、寝ないと

その前に命が終わってしまうから。

 

 

命を終わらせないため

いわゆる『食っていくため』に

人はお金を必要としている。

 

『食っていくため』に必要なお金は

そんなに多くない。

 

 

「なんのために働くの?」

「食っていくためだよ」

 

 

だとしたら、食っていける最低限のお金があるのに

なんであの人はあんなに忙しそうなんだろう。

 

 

『食っていくため』のお金があれば

『死ぬまで生きる』時間が手に入る。

 

 

でもそれを超えて働けば

手に入った『死ぬまで生きる』時間も多くを

消耗することになる。

 

 

 

「なんのために生きていくの?」

 

 

時間だけを持ってこの世に生を受けた僕たちの人生は

過ごした時間が全てを決めるんじゃないかと

僕は思う。

 

 

『どれだけ濃密な時間を過ごせたか』

人生を測る物差しはこれだけでいいんじゃないだろうか。

 

 

アスリートが何千何万と時間を使って

勝利を目指す。

 

勝利したその瞬間は彼らにとって、何千何万時間以上の

価値ある濃厚な時間なんじゃないだろうか。

 

 

世界一貧しい国の大統領さんが言ってた。

「日本の若者には恋をする時間が足りないんだよ!」って。

 

 

生きていくのにお金が必要。

だからちゃんとした仕事について。

安定した給料をもらって。

僕たちはそう教わってきた。

 

 

僕は思った。

自分の時間は自分で使わなきゃいけないって。

そんなこと大人は教えてくれなかった。

 

 

時間は、本当にすごい力を持っている。

 

 

時間を使えば経験を経て、スキルや才能が手に入る。

時間を使えばお金だって稼ぐことができる。

 

 

そして時間は、使おうと思おうが思うまいが

ずっと総量を減らしている。

いわゆる、垂れ流しだ。

僕たちは、時間の垂れ流す方向を変えることしかできない。

 

 

それに比べて、お金は交換の性質がある。

 

だからお金は自由に使いたいものに使うことが容易だ。

困った時にとっておけば自分を助けてくれるかもしれない。

値段のついているものはお金で交換できる。

 

 

だけど、濃厚な時間を味あわせてくれるものに

値段はついていないことの方が多い。

 

 

恋をする時間。

大切な友人と過ごす時間。

家族と過ごす時間。

 

自分のやりたいことを

心から精一杯やる喜び。

誰かの役に立つ喜び。

 

 

確かにお金が必要な場面もあるけど

お金だけあったって絶対に手に入らない。

 

 

僕はこの間結婚したんだけど

昔の友人に言われた。

 

「お前そんな考えで子供とかできて大丈夫なの?

俺は結婚して子供が欲しいからお金はちゃんと貯めないと。

だから今のお金じゃ足りないからそんな生き方はできないな」

 

僕は思った。

 

お金をちゃんと貯めただけじゃ子供はできないよ。

 

愛する人を見つけて、恋して。

相手のことを想って。何度もすり合わせをして。

 

それができて初めて、お金って必要になる。

そしてそのお金が必要な時、それを考えるのは一人じゃない。

 

子供だって結婚したら絶対にできるわけじゃない。

子供ができなくて悩んでいる人もいっぱいいる。

 

 

お金に困りたくない のと

お金に困らなければ大丈夫 なのは違うと思う。

 

 

みんなさ、お金で買えるものを大事にしすぎて

大切なことを見失ってないかな。

 

お金がたくさんあるのは素晴らしいよ。

それでもさ、自分の大好きなことを潰してまで

時間のほとんどを楽しくもない仕事に割く理由ってあるの?

 

 

 

みんな働いてるから。

みんな稼いでいるから。

みんな頑張っているから。

 

 

僕はその『みんな』が『みんな』で

間違った方向に進んでいるように見える。

 

 

『食っていく』ために働いているなら

『食っていける』以上に働く必要なんて

ないんじゃないのかな。

 

 

自分が過ごしたい時間を過ごして

お金までもらえてる状態の人は

そりゃぁいくら稼いでもその時間は濃密だよ。

本当に幸せだと思う。

 

 

だけど、仕事をしている時間が

自分の人生に大切な時間だと感じられないなら

『メシを食う』以上に働く必要はないんじゃないの。

 

 

お金の性質は交換。

お金を使えば何かと交換できる。

だから、お金を得るためには何かと交換しなくてはいけない。

 

 

人は時間とお金を交換している。

 

僕ら事業主は知識や経験とお金を交換しているけど

それを得るために使っているのも結局時間だから

お金と時間を交換している。

 

 

だから自分に必要のないものを買うと

人生の貴重な時間をその必要のないものと

交換していることになる。

 

 

ムダ遣いかどうかは本人が決めていい。

だから好きなものや好きなことにどんどんお金を使えばいい。

節約しろ!なんて話じゃない。

本人がいいなら、それでいい。

 

 

問題は、時間。

時間はさっきも言ったように、垂れ流しだ。

蛇口の方向を変えることしかできない。

 

 

それでも僕たちは

濃厚な時間を過ごすことに

時間を使わなくちゃいけない。

 

蛇口の方向を

自分の意思で動かさないといけない。

 

 

今この社会は消費社会だ。

もっといい家を、もっといい車を、もっといい服を、時計を。

社会は消費を煽る。

 

必要ないんだ。

それが本当に心躍るものでない限り。

自分の寿命を差し出しても価値あるものでない限り。

 

 

不況は不幸だと煽る。

 

そんなことないんだ。

いくらお金があっても不幸な人は不幸だし

いくらお金がなくても幸せな人は幸せだ。

 

 

大切なのは

何に時間を使うか、だ。

 

 

時間を使えばお金だって才能だって経験だって

人間関係だって家族だって手に入る。

 

お金を使って手に入るものは

値札がついているものだけだ。

 

 

もっと時間を自分でコントロールしていいとも思う。

人に評価されることに時間を使い続ける必要はないと思う。

 

 

死ぬときは一人だ。

僕は死んだことがないからわからないけど

きっと死ぬときの走馬灯は僕だけの物語なんだ。

 

 

僕を非難したあの人でも

僕を評価してくれたあの人でもない。

 

 

僕が僕の時間を使って

大切にした人や

僕が僕の時間を使って

大切にした僕自身のことを思い出すんだ。

 

 

だから、僕は自分の時間を

自分で使って生きていきたい。

 

 

垂れ流しの蛇口の方向を

自分の意思で回していきたい。

 

 

ゆっくりまったり昼からお酒を飲みながら

ブログを書いていた夜なのでした。

 

 

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